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     EXPOSITION L'ART GENSOヴェルニサージュは、少なく見積もっても300人以上の多士済々が一期に集まって、100平米ある筈の会場が立錐の余地もなかった。会場は初めてのIFAA巴里展でも使ったシャトレ最寄りのエスパス・ベルタンポワレ。ここは言わば日本で言えば東京日仏学院のような機能を持った文化センターなので、様々な講座やコンサート、舞踏、映画などなど在仏日本人が多く出入りしている。巴里の中心地でもあり、大変使い勝手がいいので今回もここで展覧をすることに決めたが、初日は同行してくれた大森夫妻や私の奥方を除いてほとんどがフランス人だったのでいやはや参りました。
     正直申して私は流暢に仏語が操れないので奥方が頼り。奥方はサンパティック(気さく)に誰とでも友達になる特技があるが、そうなると私は置いてきぼり。そんな中、普段はグループ展などではほとんど顔を出さないクロード・ベルランド氏が御夫妻と御子息のジル氏を伴ってお見えになり、私めがけて最初に挨拶にきてくれてドギマギの図。何度もアトリエを訪問して一応顔見知りになったからかな?と錯覚しておりましたが、日本から作品出品の正式な招待状を発送していたのをすっかり失念する程、搬入飾り付けの激務と続くレセプションパーティーで、キャパシティーの広さと本番に強い筈の私もすっかり舞い上がっていたのでした。


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     画像左上左から幻想芸術界の最長老クロード・ベルランド氏/Claude Verlinde、私/Shoji Tanaka、大森伸樹氏/Nobuki Omori、ベルランド夫人/Madame Verlinde。左下はベルランド氏の御子息で氏の額縁共同製作者で建築家のジル・ベルランド氏/Gilles Verlinde(ちょっと仲好し)。
     右上右は今年物故したシビル・リュペールとH.R.ギーガーの友人でギャラリストのビジャン・アーラム氏/Bijan Aalam。今回彼には大変お世話になりました。偶々クロード・ベルランド氏の近くに居たので、お互いご存知ですか?と聞いたら、ベルランド氏はシビル・リュペールの親しい友人だったことが判明。ビジャン・アーラム氏、始め妙によそよそしくそっぽを向くので、変だと思って聞いたところ、ギャラリスト時代(今は引退)御自分のギャラリーでベルランド展を企画した際、ミッシェル・ブーレ(ギャラリスト/物故)に横槍を入れられてしまい、以来没交渉だったのだとか。それは画商同士の厭な話で絵描きは関係ないでしょと言ったら「そうだ!そうだ!」と大人(たいじん)らしい応答。紹介した途端、古いいざこざを凡て水に流して夫妻共々久闊を叙しておられました。私は何故か人と人を偶然取り持ってしまう運命的な力があって、すべてそうしたことの連鎖で今がある、そう強く実感する一齣でした。

     右下右は最早親友の域。同い年のドミニック・デソルジュ/Dominique Desorgesのアトリエで。私が今迄の人生を通して出会った中で最もいい奴の一人です。才能もさることながら、こんな親切なフランス人見た事無い!そう言い切れる程、素晴らしい人格者です。彼はジェラール・ディマシオ/Gérard Di-Maccioに少年の頃から学んだ徒弟そのものであるが、全く異なる幻想世界を構築していることを、アトリエ訪問によって具に検分してきました。控え目過ぎて世に容れられずに来た典型例かも知れません。私と出会った以上、大いに露出して頂くことになるでしょう。これは正に運命的な出会いです!!

    Fantastic Visions

    Fantastic Visions Lukas-Shoji

    2012/01/01(日) 23:40 Exposition 記事URL COM(0)
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